保護者座談会

N.G.A.参加者の保護者による座談会記事。
「N.G.A.に入ったきっかけ」や「感動したこと」、「こどもの成長を感じた出来事」など、保護者視点で見たN.G.A.の活動の感想を聞かせていただきました。

今回、座談会に参加いただいた保護者様

馬場さん
参加歴11年

小林さん
参加歴6年

森井さん
参加歴5年

上原さん
参加歴5年

N.G.A.に入ったきっかけは?
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森井です。4年前の小学校2年生の夏の演劇公演から参加しました。きっかけは杉並区のTwitterで、N.G.A.の公演出演者募集の記事を見て、「おもしろそう!」と思って(笑)。
馬場です。うちは兄妹二人参加しています。上の兄が10年前に初めて参加して、そのあと妹も参加するようになりました。こんなに長い間、しかも兄妹で同じことを続けられるって、すごく珍しいことだと思います。
上原です。今小学校4年生で、1年生の夏の演劇公演から参加しています。始めたきっかけは杉並区の広報に出演者募集があって、私は普段働いているので、学童やこどもを預けられる場所の代わりになればと思い参加を決めました。また私自身、演劇が好きでよく観に行っていたこともあり、直感的に「いいな!」と思いました。
小林です。小学校1年生から参加しています。はじめは、コミュニケーション力を付けたいと思って参加しました。N.G.A.のパンフレットの代表挨拶にあった「人間力を付ける」、「生きる力を付ける」って言葉にグッときました。「もう、これだー!」って思いましたね。それから、息子は表現することはもともと好きだったし、こどもだけで本格的な舞台公演をやるっていうのは、絶対楽しいだろうなと思いました。すぐに、電話で体験レッスンを予約しました。
N.G.A.の第一印象は?
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一番はじめ、舞台「光の王国」に出ることになって、こどものレッスンを見学していたんですが、舞台を創り上げるって、すごく面白い!と思いました。こどもはもちろん、親が、楽しんでました(笑)。ほかの例えばピアノやバレエなんかの習い事とは違って、親も楽しめて、家族全員が楽しめる習い事だと感じました。
舞台「ヒカリ」のお稽古へ初めて行って、正直、「何ここ!?大丈夫!?」と思いました(笑)。それまで幼児教室や、英語や、体操教室などの習い事をしていましたが、どこへ行っても、まず先生が「こうしなさい」「なんでできないの?」「そうじゃない」などダメ出しをして教えてくれるんですが、N.G.A.はそういうのが全くなくて、こどもたちが自由に動いていて、大人はそれをニコニコ見守りながら指導している。まずはこどもの全てを受け入れてくれるというか。そんな空間ははじめてで、あまりにも迎え入れられ方がウェルカムだったので、逆に「これは怪しいぞ!」と疑いましたね。
一同:(爆笑)
はじめてN.G.A.へ行った日、第一印象は「文科系~」と思いました(笑)。自分は体育会系なので。雰囲気違うかな~と。でも息子を入れたいと思った。考えじゃなくて直感ですよね。息子にとって絶対いい方に行くと思いました。
私はあるべき教育だなとすんなり行きました。うちの子はどっちかというと文化系だし(笑)。講師が絶対不条理に怒らない。押さえつける教育じゃなくて、ひとりひとりの個性を大事にしてくれる。
N.G.A.に参加して、こどもが変わったことはありますか?
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人が好きになりましたね。もともと人の好き嫌いは激しい方ですが、N.G.A.で年齢問わず色んな友達に触れて、「あの人のいいところも知ってるし、おいしいところも知ってる」とか、最近よく家で言ってますね(笑)。演劇って、えてして「自分が自分が」となりがちなものと思うんですが、「今はあの人の見せ場だ!頼んだぞ!」って、一歩引いた広い視野を持てるようになったのかなと。確かに気が合わない子もいないわけじゃないと思うんですが、「舞台を成功させたい」というモチベーションがあると、気が合うとか合わないとか、そんなちっちゃいことはどうでもいいってことを味わったからじゃないかなと思います。
もともと大人しい方なんですが、あの「愛されキャラ」はN.G.A.に入ったからこそ開花したと思います(笑)。最近、親としてもビックリするくらい、「この子、人に好かれる子だな~」と思う。とにかく幸せそうですよね。「私も息子みたいに生きてやる!」って思えてくるくらい(笑)。
N.G.A.に入る前は、よくしゃべる子だったけれど、喜怒哀楽のうち「怒」と「哀」のネガティブな感情を出すのが苦手だったんです。今は、相手を認めながら、自分の意見を主張するようになりましたね。「違うだろ!」とかじゃなく、「ぼくはそうは思わないけど、こう思うんだよ」とか。あともう一個大きく変わったのは、昔はお兄ちゃんの存在が大きくて、お兄ちゃんが居ないとダメで、お兄ちゃんのためにだけ動く子だったんです。でも最近気が付くと、ちがう誰かのために何かをやってる。例えば春の公演のときに、「友達が手伝ってって言ってるからちょっとスタジオ行ってくる」とか。やっと兄離れして、自分の世界を持ち始めたのかなと。今までは「ぼくは、家が一番好き」とよく言ってましたけど、少し大人になったのかなと思いますし、自分の居場所を見つけたんだなと思います。
うちは二人とも、N.G.A.が大好きですね。演劇も大好きになりました。参加されてるお子さんみなさんそうだと思いますが(笑)。公演で明日から小屋入りとかって日は、スタジオに迎えに行くと、帰りの車の中で娘が泣くんですよ。「もう終わっちゃう…もう終わっちゃう…」って。それくらい好きなんですよね。そんなに大好きなものがあるって、すごい貴重なことだと思うんです。自分が本当に好きな場所で好きなことを頑張っていると、誰のことも悪く言って傷付けたりしないんですよね。N.G.A.のこどもたちはみんなそう。普通だったら、誰がどの役やるだの、主役やるだのって、やっかみとか生まれると思うんですけど、全くないんですよね。
そうですね。N.G.A.にはそういうの全くないですね。
本当にN.G.A.のこどもたちは、仲間のことが大好きだし、お互いに尊敬し合ってるんですよね。4歳から高校3年生まで年齢差もあるのに。本当に幸せな集団だなって思います。
うちも、習い事で一番辞めたくないのはN.G.A.だって言います(笑)。
結局うちは、体操もサッカーもプールもピアノも色々やって、ぜ~んぶ辞めて残ったのは今やN.G.A.だけ(笑)。
N.G.A.で一番感動したことは何ですか?
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舞台を作り上げていく空気感ですね。息子どうこうではなくて、現場をずーっと見てたいと思います。てか、ずーっと見てます(笑)。
いいですよね!臨場感というか。
全部見てたいんです!表だけじゃなくて裏も見たい。舞台を創っていく行程というか、こどもたちの話し合いが、本当に面白いんですよね。挫折して感情が溢れてグチャグチャになりながら、ぶつかり合いながら、それでも最後に本番を成功させるんです。や~すごい空気ですよ。
感動したことと言えば、去年の夏の公演で、本番の最中に小さな地震がありましたよね。あのとき、突然一回安全確認で本番が止まったんですよね。それでしばらくして再開というときに、中高生のお兄さんお姉さんがアドリブで舞台を盛り上げて再開させたんです。何が感動したかというと、あの時のアドリブ力!会場の笑いも絡めながら、スムーズにストーリーにつなげて、「すごいっ!」と感動しました。普通の学校教育じゃ出てこない、演劇の経験踏まえてからの、ギャグセンスひっくるめてのバンッ!!ってゆうか、うまく言えないですが、とにかく彼らの力を見せ付けられました!大人でもあのレベルは絶対無理!
そう!それにあれは一人だけの力じゃできない。みんながアドリブでのっかって。
あれ見たとき、N.G.A.は演劇だけ学んでるだけじゃない、人生を学んでるんだって思いましたね。本当にすごかった、感激しました!
今後のN.G.A.に期待することは?
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そのまま行け!って感じですよね。
一同:(爆笑)
変わらないでほしいですね。N.G.A.はずっとこのまま。
こども同士は本当に仲良しですが、はじめてレッスンや舞台公演に参加される保護者さんは、不安なことやわからないこともきっとあるかと思いますので、そんなときは遠慮せずに、私たちのような長く在籍している保護者に声をかけてくださればと思います。
次のN.G.A.の舞台公演も楽しみにしてます!