ドラマクラス

M.M.（参加者の保護者）
ツィッターで、子供演劇をやるにあたり参加者募集をしている事を知り、夏休みの体験として参加させてみようかな。と言う軽い気持ちが、Ｎ.Ｇ.Ａ.と私たちの出会いの始まりでした。
もちろん親の気持ちとしては「演劇」というものを通じて、少しでも自己表現力やコミュニケーションスキルを学んでくれたら・・・という願いもありましたが、スキルアップ半分ミーハー気分半分というのが本当のところでした。
連絡先に問い合わせをして練習を見学に行くと、たくさんの子供たちがとても生き生きとして年齢も性別も住んでる所も関係なく相手の事も認め合い、一人一人が自分の個性に忠実でそれを表現することを楽しんでいるように見えました。 そういうオープンな雰囲気を息子もすぐに気に入り、やってみたいと言い出し夏公演に参加させていただくことになったのですが、配役や場面が決まると本番に向けてそれぞれ予定が組まれ小集団での練習が始まり、普段から協調性に欠ける息子は途中くじけそうになったりもしていましたが、その度周りの子供たちや、スタッフの方々に叱咤激励されながら頑張っていたようです。
演技、演出の指導に関しても「先生」「指導者」という位置づけではなく本当の意味での子供たちのリーダーとして、８才の息子に対しても常に真剣で対等な目線で息子の声に耳を傾け、時には息子の心の声も受け止め、認め、励ましていただきました。自分を認めてくれてる。わかってもらえてる。という気持ちが全て勇気になり自信になり、他への優しさに変わったように思います。
本番が近付くとスタイリストさんや大道具さんなど普段の生活の中では出会うこともないプロの方々のお仕事も見ることができ、それはそれでとても新鮮でカルチャーショックだったようです。
いつもはお調子乗りな息子ですが、いざ本番となるときっと緊張して何も言えないのでは・・・皆さんにご迷惑かけなければいいが・・・と、ハラハラした気持ちで迎えた本番。
どの子も「これがあの子？」と思わせる位輝いていてパワーがあり、なにより自分の息子の今まで見たことのない生き生きとした姿にビックリさせられました。たくさんのお客さんを前にして初めてなのに堂々とセリフを言っている息子を見て誇らしささえ感じました。
大きくて、ちゃんとした観客席もある舞台で、生のお客さんを前にして「演じる」という緊張感とスタッフの方々がひとつひとつ丁寧に作ってくださった「舞台」という生の芸術体験は、なかなか経験できるものではないと思います。３日間６公演の中でそのプレッシャーの前に逃げ出したくなった場面もありましたが、なんとか無事に終えることができ彼の中でも大きな「何か」を乗り越えた達成感があったに違いありません。 日常の生活ではなかなか与えてあげる事のできない空間と経験を、よいリーダーとよい仲間と共有することができたことをとても感謝しています。 ありがとうございました。

K.K.（参加者の保護者）
小学校の学芸会で演じることの楽しさに目覚めて、N.G.A.のドラマクラスに通い始めてすぐに、夏公演がありました。
結構セリフの多い役を頂き、稽古ではダメ出しも沢山されて、焦ったり落ち込んだりすることもあったようですが、何とか演じ切って三日間の公演が終わった後の感想は「この公演で私の人生変わった。公演前の人生ってなんだったのかな？っていうくらい。｣でした。
大勢で一つの作品を作り上げるプロセスが面白いのはもちろん、異年齢のお子さんとふれあえる、学校とはまた違った（きっと昔の横丁のような？）環境が、とても居心地良いようで、その後も楽しく通わせていただいています。
ひとつお芝居をやり遂げるたびに少しずつ自信がつくのか、学校でも家でも積極的に色々なことにチャレンジするようになりました。何より、たった10歳で、自分が夢中になれる大好きなことを見つけた娘は、幸せ者だなあと思います。